2011

死にたい。
何もない、何処へも行けない。
中学生の頃に夢見た僕は何処にも居なかった。
自分が嫌いだ。自分が嫌いな自分が嫌い。
僕の何が良かったのか。解らないと言った。
貴方が解らないなら誰にも解るはずない。
何もない。
時計が止まったままだ。
彼は完璧だ。完璧だ。完璧だ。
僕に勝てるものはなかった。
僕の欲しいものを全て持っている。
僕に残っているのは中途半端なセンスと中途半端な技術と中途半端な文章力だけだ。
どれも頭抜けて得意なものはなかった。
本気で努力したことがないからだ。
高校受験は確実に受かる高校を受験し、倍率1.2の大学に落ちた。
一瞬、光が見えた。手をすり抜けて行った。
色んな人を裏切ってきた。
色んな人の気持ちを踏みにじってきた。
僕は何ものにもなれない。器もカリスマ性も持ち合わせていないからだ。
なぜ死ねないのだろう。なぜ死なないのだろう。
生きてる価値なんて何処にもないのにね。
行き詰まったら死ねば良いと昔から考えているが今がその時だ。
突き立てろ、その首に
締め付けろ、その首を
希望なんて持てない。
光なんてない。
幸せなんてこの世に存在しない。
誰も信じない。
あの人は一つになってる。
殺したい、愛したい、全部壊したい。
何も持ってはいけない。
企画なんてやるんじゃなかった。
全てが失敗だった。
成功なんてない。
変われるわけない。

仕事もない。
借金まみれ。
友人もなく、恋人もなく死ぬ。
これが僕の未来予想図。
未来と言ってる時点で死ぬ気がない。

もうたくさんだ。もうやめてくれ。
誰かに観て欲しいから日記を書いてるのか解らない。そうだとしたら生きている価値はない。
あの人のせいにしている。逃げるのは簡単だからね。
これは恋じゃない。これは愛じゃない。
もう何も見たくない。もう何も聴きたくない。
歌詞を書くと全てあの人のことになってしまう。
もうだめだ。
夜が怖い。
彼を避けてる。やめてくれ。
みじめだ。
終わることを望んでいる自分が居る。最低だ。
解ってるんだ、もう戻れないことも。
僕の全てだった。僕の全てだった。

殺したい、死にたい。

これが僕の2011年。